感想:短期サマーインターン 東京工業高等専門学校4年

<インターン内容>
実習では,主にAndroid アプリケーションの開発及び機能の追加修正とプログラム環境の構築を行った。スケジュールの概要については以下の表2に示す。

表2:実習日程概要

1 Android アプリの開発
1.1 PhotoBlock
(1)概要
PhotoBlockは顔認識機能を用いたAndroid向けのゲームアプリである。
(図1を参照)今回のインターンシップではこのアプリケーションの企画・開発を行った。

(2)企画
どんな場面でも楽しめる・Android だからこそ使える機能を用いる,というコンセプトのもと,
市場調査(図2を参照)を行いアプリケーションの企画・設計を行った。

図1:PhotoBlock

図2:市場調査の流れ

(3)開発

総合開発環境であるEclipseをおよびjavaを用いて,企画したアプリケーションの開発を行った。今回のアプリケーションは以下の図3のように処理を行うが,このうち画像データの変換とゲームシステムについて開発を行った。

画像データのブロックへの変換については,読み込んだ画像のピクセルデータから,ブロックの色を計算するようにした。また,顔認識技術を用いることで,人の顔写真が読み込まれた場合には顔の部分だけをブロックに変換できるようにした。

ゲームシステムについてはバーをタッチ画面で動かしながらボールをピンボールのように弾き,
ブロックにボールを当てることで崩していくブロック崩しを採用し,開発を行った。また,先ほどのブロックデータを読み込み,白いブロックは表示させない, 緑のブロックは壊れにくくする,といったように色
によってゲーム内でのブロックの特性を変化させられるようにした。
図3:フローチャート

1.2 MindView

MindView はShannonLab(株)が開発を行っているアプリケーションである。MindView は「はい」,「いいえ」,「わからない」といった質問に答えていくことで利用者が頭に思い描いている人物や映画などを当てることができ,現在はWeb 版,Android 版, iPhone 版などがリリースされている。本実習では, Android 向けMindView に新機能の追加を行った。

1.3 新アプリの開発

Android アプリケーションの企画と,その基礎部分の開発を行った。

2 プログラミング環境の構築

ShannonLab が今後開発を予定しているアプリケーション及びシステムに用いる技術を扱えるように使い方を調べ,プログラム環境の構築を行い,簡単なプログラムで動作を確認した。また,環境の構築方法についてHTML 形式でまとめた。

2.3 数学の講習

距離およびδ-ε論法についての講義を受けた。距離についての講義では,距離の定義を学び,そこから1 次元距離と2 次元距離が距離であることの証明を行った。δ-ε論法の講義では,δ-ε論法とは数列の収束を証明するためのものであるといった定義を学び,基礎的な問題であるに始まり,最終的には微分の証明を行った。

<まとめ>
ShannonLab 株式会社で20日間の夏期実習を行った。主な実習内容は,Android アプリケーションの開発及び機能の追加修正とプログラム環境の構築,数学の講習である。Android アプリケーションの開発では,1つのアプリケーションを自分で企画から開発までを行い,またShannonLab(株)で開発しているMindView の機能追加,新アプリケーションの企画と一部の開発を行った。プログラミングの環境構築では,今後システムに組み込み予定の 技術を扱える環境を構築した。数学の講習では大学で学ぶ高度な数学のうち基礎的な内容についての講義を受けた。

<感想>
実際にアプリケーションの開発業務に深く関わることによって,アプリケーションが企画されて開発される過程を第一線で見ることができた。また, 最先端の技術の一部を実際に利用することができ, 新しい技術を調べ,利用することの難しさを体験することができた。今後の自分の進路を考える上でも非常に良い体験であった。

本インターンシップを実施するにあたり, ShannonLab 株式会社の多くの皆様にご協力をいただきました。直接指導を担当して頂きました田中氏,プログラミングについてご指導くださった山田氏,高田氏を始め,社員の皆様に感謝の意を表します。

Comments are closed.