弊社代表田中潤 ✖ 新宿区議伊藤陽平さんの対談

今回の記事では弊社代表の田中潤と新宿区議の伊藤陽平さんの対談を掲載いたします。

教育に関する話題や行政におけるAIの活用など、熱い議論が交わされました!

登場人物

田中・・・弊社代表田中潤

伊藤・・・新宿区議伊藤陽平さん

海老澤・・・弊社インターン生。東大在学中。

森・・・弊社インターン生。石川高専

伊藤さんと田中さんの出会い

田中「前々から若い人が政治に参加しないと、この国は全然良くならないと思っていました。そう思っていた中でたまたま会ったんです。彼がビラ配りをしている時、「君、選挙やってるの?いくつ」という感じで話しかけて、そこから親しくさせてもらいました。」

伊藤「お会いした時は26か27の頃でした」

「人工知能が仕事を奪う」はナンセンス

田中「人工知能が仕事を奪うというのはおかしな話です。これまでも切符をカチカチやっていた仕事が自動化され無くなったりしていました。仕事がなくなるのは景気が悪いから。もし、仮に人工知能が仕事を奪うとしても経済がうまく回っていれば、また仕事が生まれます。」

伊藤「仕事がなくなったら趣味をやってもいいわけですからね」

田中「例えば、youtuberだって経済が回っているから仕事になってる。単純作業のような仕事が、奪われたとしても経済が回っていれば問題ない。」

伊藤「社会は豊かになってきていると僕は思います。昔の貴族よりも今あまりお金を持っていない人のほうが豊かさは高い可能性があるわけです。モノや情報が安く手に入るなど、過去に比べればどう考えても豊かになっているんですよ。そこが誤解されている所です。」

田中「仕事がない、豊かだと感じないのは、テクノロジーのせいではなく、政治のせいですね。」

海老澤(当記事執筆者)「豊かになっているのは今のお話でわかったのですが、現在格差の問題が深刻になっていますよね。格差が広がって、貧しくなってしまう人達がいることをどう思われますか。」

伊藤「貧困を解消するには相対的に豊かになることが一番。上の人のお金を下に回す、と言われる時はおかしな話が出てくることが多いです。例えば奨学金の話。今、奨学金をなんで返せないかというと、大学を卒業しても高い収入が得られる仕事に就けないからです。大学には社会人になってから行くという選択肢もあります。僕は今、日大の通信制に通っていますが学費が15万くらい。半期分くらいの授業を3日間20時間くらいに詰め込んで、受けたりしたこともある。今はITの力で仕事をしながらでも大学に通える。学び方改革でこういう方向にシフトしていけば、高校生のバイト代くらいでも払えるわけです。」

高専やインターンについて

田中「田舎の高専だったら学費が15万円くらい。就職率が99パーセントなんです。うちには高専からのインターン生がたくさん来るのですが、うちみたいな会社にインターンに行きたいと思うような人は大体優秀です。うちに来なよ、と誘うのですが皆大手に行っちゃいますね(笑)」

伊藤「森さんはどこでShannon labのことを知ったんですか?」

(弊社インターン生)「学校が持っている過去のインターン生の受け入れリストを見て、来ました」

田中「インターン生の中にできない人はもちろんいるのですが、できる人は凄くできるので、そういった人のおかげで会社が前進することもあります。デウィープラーニング系の会社なので、一昨年くらいに色んなオープンソースが出始めた時に、あれもこれも試す時間的余裕がありませんでした。そういう時に才能がある人が来て、色々試してもらえたりもしました。」

インドのインターナショナルスクールが凄い

伊藤「僕は教育系の委員会に入っていて、教育に課題を感じています。現場を見ているとわかるのですが、日本はコンピュータ教育が遅れています。同じ日本国内のインドのインターナショナルスクールでは、小学校ではベーシックをやって中学校になるとJavaとC+をやります。日本とは全然レベルが違うんですよ。」

田中「日本ではそもそも先生が小学校でプログラミングを教えられないですからね。」

伊藤「高校ではアントレプレナーシップの授業があって、MBAやキャッシュフローの授業や起業家の事例を紹介する授業なんてのもあります。日本では政治経済や現代社会の授業くらいしかないですよね。日本ではキャッシュフローなどをちゃんとやるのは社会人になってからが多く、遅いんですよね。高校のうちからコンピュータの勉強や起業の勉強をする方がいいと思います。こうした勉強はお金がかかりそうに思われるかもしれませんが、実は日本の方が教育への投資額が多いです。子供一人あたり100万くらい税金を投資しています。100万の投資に見合う成果が出ているとは思えないんですね。一方、インドのインターナショナルスクールは60万くらいです。インターナショナルスクールはコンピュータの勉強だけでなく、英語やフランス語も勉強します。オックスフォードやケンブリッジからも無料で来てくれという依頼が来るそうです。日本の高校には海外の一流大学からそういったオファーはありませんよね。」

田中「日本には教育が投資という考え方がなく、単なるステップになってしまっていると思います。高度経済成長期などはそれが良かったのですが、今その頃に教育を受けた政治家が力を握っているため古いまま変わらないんですよね。若い世代が政治に関わらないとダメですね。」

編集注)インドのインターナショナルスクールの話は伊藤陽平さんのブログでも紹介されています!

日本まずいぞ…インド系インターナショナルスクールで真の教育格差を目の当たりに

 

 

議会のIT活用

伊藤「新宿区議会でやっとパソコンが解禁になったのですが、パソコンを議会に持っていけないなんておかしいじゃないかと前々から思っていました。リアルタイムで調べながら会議をする方が確実に質が上がるわけです。議会には細かい数字がたくさん出てきて、膨大な過去の情報に基づいて話をするわけですが、当然覚えていられないのでリアルタイムに調べられなければ効率が悪くなります。今までの会議では後で調べてまた報告します、といったことが多かったんですよ。」

田中「何もかも遅いですよね。」

 

人工知能を行政で活用

伊藤「ディープラーニングを行政で活用する事例は増えてきています。例えば、カメラで町を撮影して画像解析でゴミの量を調べることのできるシステムができました。今までは何となくで判断していたのですが、ディープラーニングで定量的に調べることができるようになったわけです。

田中「どこにどれだけお金をかければ町を綺麗にできるかを計算できるようになったんですね。」

伊藤「ゴミの分別を促す啓発ポスターを貼ったりもするのですが、ABテストを実施して効果を検証するようになりました。またゴミ箱の大きさを変えて効果を検証したりもします。全部、数値化してディープラーニングで分析できるようになったのは大きいですね。また、音声認識の分野では僕の知人が声を字幕に変換するような技術を開発しているらしいのですが、最近ディープラーニングを導入したら急に精度が上がったそうです。どんどんICT化していって、必要であればディープラーニングを実装していくというのは今後必要なことだと思います。」

田中「町を綺麗にするといったようなことは確かにディープラーニングで出来そうですが、他にはどんなことが可能ですか?」

伊藤「IoTと組み合わせて色々できそうですね。例えば、ゴミの話ではゴミ箱にセンサーを入れるという事例も出てきています。そうするとゴミの量がわかるので最適化されたルートでゴミを回収するということもできるわけです。他にも、鯖江市の事例ではリアルタイムでバスの情報が公開されるようになり、乗るべきタイミングが分かるようになりました。そういったことは民間からアイデアが欲しいですね。」

 

伊藤さん、ありがとうございました!
今後も政治の世界でご活躍され、政治の分野でAIの活用を推進を期待しております。

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